キラキラネームとシワシワネーム

キラキラネームとシワシワネーム

キラキラネームとシワシワネーム

キラキラネームの次はシワシワネーム!

読売新聞夕刊の「辛酸なめ子のじわじわ時事ワード」のコラムを楽しみにしています。このコラムで、キラキラネームの次にくるブームとして、「シワシワネーム」が取り上げられたことがありました。

 

シワシワネームとは、男の子なら○郎、△男、女の子なら○子、といった古風な名前のことだそうです。

 

そういえば、「子」がつく名前が少なくなって久しい昨今、子がつく名前の女の子を見ると、古くさいどころか育ちの良さや、ご両親の知性を感じ好印象を持ってしまうのは私だけではないかもしれません。
あの林 修先生も著書の中で、成績上位の生徒の中には、「明子」「良子」など普通に読める名前の子が多い、とおっしゃっています。

 

キラキラネームばかりの筆耕のお仕事とは?

筆耕士としてのお仕事で最もキラキラネームに出会える仕事といえば、なんといっても「卒業証書名入れ」です。
小中学校の卒業証書名入れのお仕事を毎年たくさんいただきますが、今どきの小中学生の名前は本当にキラキラネームのオンパレード!

 

ここで具体的な名前をあげるのは控えますが、例えば「麗」などの画数の多い字を2つも3つも使うゴージャスな名前を筆で書くのは、かなり骨の折れる作業です。試験の解答用紙などに毎度毎度その名前を書かなければいけない その子どもに同情することもしばしばです…

 

シワシワネームが多い筆耕のお仕事とは?

筆耕士である私は、おかげさまで 現在は多くのリピーター様に恵まれ、東京筆耕堂のサイトからのご注文の筆耕(賞状類や赤ちゃん命名書の揮毫などが中心)だけで手いっぱいなのですが、数年前までは月に数日、斎場での筆耕のお仕事にも携わっていました。
火葬の時を迎えられる故人様のお名前を、お札にフルネームで書くのですが、長生きをされた大正生まれの方、難しい旧字体や変体仮名を使ったお名前の方もいらっしゃいました。当然ながら、古風なシワシワネームが中心です。

 

キラキラネームとは対照的な、どこか懐かしく重厚感のある男性のお名前。カタカナ2文字であったり、○子という わかりやすいやさしい感じのする女性のお名前…やはりシワシワネームのブーム到来を、ひそかに期待してしまいます。

 

東京筆耕堂の毛筆筆耕サンプル・見本はこちら をどうぞ
赤ちゃん命名書についてはこちらをどうぞ♪
卒業証書についてはこちらをどうぞ♪