賞状、表彰状、感謝状、それぞれの違いはコレだ!

賞状、表彰状、感謝状、それぞれの違いはコレだ!

賞状・表彰状・感謝状、それぞれの違いはコレだ!

賞状の毛筆筆耕を初めてプロに依頼しようと思っているので、わからないことだらけで心配です。
基本的な質問ですが、「賞状」「表彰状」「感謝状」はそれぞれどう違うのでしょうか?

はい。「賞状」「表彰状」「感謝状」のそれぞれの違いを、文例とともに簡単にご説明いたします。

「賞状」

ズバリ「賞を贈る」ときには「賞状」が適しています。
「優勝」「準優勝」、「金賞」「銀賞」「銅賞」のようにランク付けする場合は、特に「賞状」が適していると言えます。

 

賞状の文例(一例として 子どもの作文コンクール)

賞状
最優秀賞
        殿(or様、あるいは 敬称なしでも可)
あなたは第三十一回 江戸川区小学生作文
コンクールにおいて優秀な成績をおさめられましたので
ここにこれを賞します
令和五年一月十日
 江戸川区作文コンクール実行委員会
  委員長 白石 旭径

 

賞状」は、上記のように主文の最後を「(よって)ここに これを賞します」のように結ぶのが基本です。

「表彰状」

ズバリ「功績をほめたたえ表彰する」ときには「表彰状」が適しています。
「社長から社員へ」のように「内部で上から下へ」という場合には、「表彰状」が適しています。

 

表彰状の文例(一例として 社長から社員への永年勤続表彰)

表彰状 
功労賞(賞名は無くても可)
        殿(or様)
あなたは入社以来二十年の永きにわたり当社の発展に
大きく貢献され そのご活躍は他の範とするところであります
よってその功労をたたえ(記念品を贈り)
(ここにこれを)表彰いたします
令和五年一月吉日
 東京筆耕堂株式会社
  代表取締役社長 白石 旭径

 

表彰状」は、上記のように主文の最後を「表彰(いた)します」で結ぶのが基本です。

 

※永年勤続表彰は、上記のような表彰状の他に、「ほめたたえ表彰する気持ち以上に感謝の意を伝える『感謝状』」にする場合もあります。

「感謝状」

ズバリ「感謝の意を表する」ときには「感謝状」が適しています。
「市長から一般市民へ」のように、「内部ではなく外部へ」その貢献や善行に感謝の意を表する場合には、「感謝状」が多く用いられます。

 

教育機関への多額の寄付や、福祉施設などへの金品の寄付・寄贈に対する感謝状も、東京筆耕堂では、毎年多くご依頼をいただいいます。

 

感謝状の文例(一例として 学園に多額の寄付をされた人への感謝状)

感謝状 
        様(or殿)
あなたは本学に多額のご寄付をされ 本学の
教育・研究振興事業に多大なる貢献をされました
(よって)ここに永く御芳名を校史に刻し
深甚なる(or深く or謹んで)感謝の意を表します
令和五年一月吉日
 学校法人 東京筆耕堂学園
  理事長 白石 旭径

 

感謝状」は、上記のように主文の最後を「感謝の意を表します」で結ぶのが基本です。

 

「表彰状」と「感謝状」の区別がつかない という声もよく聞かれますが、
・「功績をほめたたえる」ということを伝えたい場合⇒「表彰状」
・「感謝の意」を伝えたい場合⇒「感謝状」
と考えれば間違いないでしょう。

 

では、功績をほめたたえ感謝の意も表したい、つまり両方!という場合には
⇒主文(本文)の結びに注目!
⇒「表彰状」にしたいのなら「表彰(いた)します」という表彰状の結びに、「感謝状」にしたいのなら「感謝の意を表します」の結びになるよう文面を考えるとよいでしょう。
表彰(いた)します⇒表彰状
感謝の意を表します⇒感謝状

 

表題と結びを一致させることをおすすめいたします。

 

ただし…
もっとパーソナルな賞状類(ご家族、ご友人へ贈るカジュアルな賞状、表彰状、感謝状)については、あまりルールや格式にはこだわらず、ある程度 個性的に、自由に作成されてもよろしいと思います。

 

東京筆耕堂では、書道師範でプロ筆耕士の旭径が、本物手書きの賞状、表彰状、感謝状を一枚一枚 丁寧に手書き毛筆筆耕をしております。全文筆耕なら1枚からご依頼をお受けしております。賞状類筆耕の詳細はこちら